PCRつづき

今の科学技術は凄くて、人間の体の一部(髪の毛(毛根)、皮膚など)があれば、その人のDNAが分かってしまいます。
ほんの微量の組織から、個人を特定できる(化学分析できる)量のDNAを得る技術がPCR法で、1ng(ナノグラム=1/1000000000g)のDNAがあれば誰のDNA(組織)が分かってしまいます。

PCR法は、DNAの一部を取り出して増やしていく技術で、DNAが1-2-4-8-16-32-64-128-256-512-1024-.....倍に増えていき、大量のDNAになったところで実験(鑑定)に使えるようにします。

麻雀の点数計算みたい。

いま、犯罪捜査でよく聞く「DNA鑑定」はPCR法を使っているそうで、他人の一致率は1/4兆7千億だそうです。

地球上の人口は68億人位なので、地球が700個あって初めて自分と同じDNAの人がいる計算になりますね。

だんだん話が難しく(変な方向へ)なってきました。

というわけで、PCR法で微量の細菌(のDNA)を増幅させることにより、どんな細菌がいるか判別できるようになります。(変なまとめになってしまいました)